56 -エルネア帝国

影の境界線 -異世界干渉編- 56 -エルネア帝国  建国後、1200年ほど経過している大国で、新月丸とこの国の皇帝は友人としてとても仲がよい。日頃からお互い頻繁に行き来しており、それは両国の国民も広 …

55 -更なる亡命者

影の境界線 -異世界干渉編- 55 -更なる亡命者  ケケイシの気がかりは、もう1つあった。  出会った頃には極わずかだった血の臭いが、リルフィーの体のどこかから強く漂ってきていることだ。出血の部位は …

54 -亡命者

影の境界線 -異世界干渉編- 54 -亡命者  叫び声を上げたのは嫌雪けんせつである。  嫌雪はウデーと面識がないので、驚くのも無理はない。  どうにもウデーの外見は命を有する存在に、一定の恐怖を与え …

53 -砂漠の夜

影の境界線 -異世界干渉編- 53 -砂漠の夜  よくよく考えれば、この世界ですら宇宙の1つであり、恒星系の星は影響を与えている。その恒星を司る神の座に着けた者に信者が増え、力は増す。  傲慢になるの …

52 -各々の帰り道

影の境界線 -異世界干渉編- 52 -各々の帰り道  ケケイシが始末したのだから「助けるに見合わない相手」だったのだと新月丸も判断し、あとは砂漠での自然分解に任せる。  死体からさほど離れていない所に …

51 -逃げ道の終戦

影の境界線 -異世界干渉編- 51 -逃げ道の終戦  短剣といっても刃渡り30センチほどはある。眉間から脳幹まで刺し貫けば、治療は難しく即死する。損傷部位から考えて、復活魔法も難しいし、場合によっては …

50 -逃げ道の戦い

影の境界線 -異世界干渉編- 50 -逃げ道の戦い  自分だけなら、逃げるのも可能かもしれない。  戦うにしても、何も守らず戦いに集中できるのなら、どうとでもなりそうだ。  しかし、戦えない者を守りな …

49 -国王の手紙

影の境界線 -異世界干渉編- 49 -国王の手紙  月光国の王は、弱者ではなく強者。  悔しいが、自分では太刀打ちできないくらいの強さを、身をもって知ってしまった。  今更、気がついても時すでに遅し、 …

48 -正体

影の境界線 -異世界干渉編- 48 -正体  ──新月様の力……この世界では魔力の強さを魔素値で示すっすね。  そう、前置きをして話し始める。  新月様は前に言っていたっす。 「自分が持つ魔素の限界ま …

自動販売機の水

短編小説「ヨルノコエ投稿作品シリーズ」この物語は「水」から始まった… » 続きを読む

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