影の境界線 - 異世界干渉編

44 -擬似恒星

影の境界線 -異世界干渉編- 44 -擬似恒星

「そんな近くで陽炎天柱ブレイズヘヴンを放てば、お前自身も無傷じゃすまないんじゃ……?」

 灼熱の柱の中からやれやれ、といった表情で歩いて出てきた。

「これ、タイボンとか言う処刑道具に似てんな」

 そんな軽口で相手に話しかけられるくらい、新月丸には余裕がある。

小説家になろう
https://ncode.syosetu.com/n6623ip/45/

カクヨム
https://kakuyomu.jp/works/16818023212598385317/episodes/16818093088069459234

スズリにてグッズ作成も始めました!https://suzuri.jp/RNS
月光国公式物販部の闇蟲のウデースタンダードTシャツ https://suzuri.jp/RNS/16850726/t-shirt/s/mixgray?utm_source=twitter&utm_medium=social&utm_campaign=item_detail_share

前へ ・ 次へ

-影の境界線 - 異世界干渉編
-,

執筆者:

関連記事

18 -物怪

 僕はいつからここに居るのだろう。  僕を可愛がってくれていた子はいつから帰ってこないのだろう。  この家の家族はどこに行っちゃったんだろう。  僕だけ残された家は暗くて静かで、とても寂しい。  怖い …

28 -悪い顔

 何か大きなものが上空から川へ落ちる大きな音がする。ケケイシがそちらを見ると同時に雨のように水飛沫みずしぶきが降ってきた。  新月丸から「この水は大丈夫だ」と言われたものの、やっぱり気になる。さっきは …

40 -期待の子

「エスターゼ・ラニサプ様!!!」 「エスターゼ・ラニサプ様はおられますか?」  大声で主を呼ぶのは、ケプシャルと並んで王の次に地位ある者。 「大声を出すな、下品である」  主の部屋から苛立った声が返っ …

01 -西暦2xxx年

  ここは少し前までとても栄えていた小さな島国。  この国の者達は24時間戦っているかの如く働き技術を磨き信頼と大金を得てきた。  しかしここ数十年は景気低迷を続け衰退の一途を突き進む。  本来であれ …

06 -アルバイト

 これからリックの代わりにしているアルバイトへ向かう…のだが。  この世界の夏はとにかく暑い。  温暖化が進んでいる、と言われているようだ。  だからこの世界は二酸化炭素削減がどうこうと騒いでいる。 …

自動販売機の水

短編小説「ヨルノコエ投稿作品シリーズ」この物語は「水」から始まった… » 続きを読む

kazari

カテゴリー

kazari


お問い合わせ

お問合せ