影の境界線 - 異世界干渉編

44 -擬似恒星

影の境界線 -異世界干渉編- 44 -擬似恒星

「そんな近くで陽炎天柱ブレイズヘヴンを放てば、お前自身も無傷じゃすまないんじゃ……?」

 灼熱の柱の中からやれやれ、といった表情で歩いて出てきた。

「これ、タイボンとか言う処刑道具に似てんな」

 そんな軽口で相手に話しかけられるくらい、新月丸には余裕がある。

小説家になろう
https://ncode.syosetu.com/n6623ip/45/

カクヨム
https://kakuyomu.jp/works/16818023212598385317/episodes/16818093088069459234

スズリにてグッズ作成も始めました!https://suzuri.jp/RNS
月光国公式物販部の闇蟲のウデースタンダードTシャツ https://suzuri.jp/RNS/16850726/t-shirt/s/mixgray?utm_source=twitter&utm_medium=social&utm_campaign=item_detail_share

前へ ・ 次へ

-影の境界線 - 異世界干渉編
-,

執筆者:

関連記事

33 -来訪

 窓がガタガタと振動を始める。  普段は聞かない異質な轟音ごうおんが遠くから近づいてきたからだった。月光国の城は音の発生源からはまだ随分、離れている。そこからでも窓が震えるのだから相当、大きな音なのだ …

42 -操り人形

影の境界線 -異世界干渉編- 42 -操り人形  小声ではなく、大声でハッキリと通る声で詠唱の終章を口に出す。 「この地と神のご加護、永遠なる私の忠義と命を差し出す意志を汲み取り導き、燃やし尽くせ!! …

06 -アルバイト

 これからリックの代わりにしているアルバイトへ向かう…のだが。  この世界の夏はとにかく暑い。  温暖化が進んでいる、と言われているようだ。  だからこの世界は二酸化炭素削減がどうこうと騒いでいる。 …

14 -新月丸蒼至

 …この王は優しい。  独裁制でいい主君に恵まれた国は幸せになる、というのがこの世界の常識ではあるものの良き主君というものはとても少ない。  権力を1人で握れば道を踏み外し欲に溺れるからだ。  私がも …

11 -光熱神

「私の命令を届けたか?」 1人の男が平伏する床より数段、高い位置にある椅子に座っている主が淡々と話しかけた。 ここは一般国民使用人が主に謁見する部屋。 特別な石を磨き上げた床と壁。天井には見事な絵。 …

自動販売機の水

短編小説「ヨルノコエ投稿作品シリーズ」この物語は「水」から始まった… » 続きを読む

kazari

カテゴリー

kazari


お問い合わせ

お問合せ