「 投稿者アーカイブ:九条飄人 」 一覧
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「私の命令を届けたか?」 1人の男が平伏する床より数段、高い位置にある椅子に座っている主が淡々と話しかけた。 ここは一般国民使用人が主に謁見する部屋。 特別な石を磨き上げた床と壁。天井には見事な絵。 …
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-影の境界線 - 異世界干渉編
この世, 現世, 輪廻転生やっとこの時間が来た。 俺にとって最も心安らぐ時間だ。 少し前までは1人で寝ていたし、もっともっと前は掃き溜めみたいな所で過ごしていた。 しかし今は違う。 決して失いたくない、護りたいと心か …
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-影の境界線 - 異世界干渉編
あの世, この世, 人類絶滅, 輪廻転生緊張した表情でクレアが渡してきた手紙…いや、これは手紙と呼べる代物ではない。 自分はお前より遥かに高みに居る、という自信と力の強さからくる不遜さが滲み出ている命令書だ。 俺以外の者。クレアやタロ …
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-影の境界線 - 異世界干渉編
あの世, この世, 王, 輪廻転生「なんだなんだ〜?いつもより固い声だったなぁ?」 緊張感なく、いつも通りのんびりした口調で戻ってきたその人は月光国の王。 成人男性としてはとても小柄。 童顔という言葉がとても似合う。 黒い短髪 …