影の境界線 - 異世界干渉編

42 -操り人形

影の境界線 -異世界干渉編- 42 -操り人形

 小声ではなく、大声でハッキリと通る声で詠唱の終章を口に出す。

「この地と神のご加護、永遠なる私の忠義と命を差し出す意志を汲み取り導き、燃やし尽くせ!!!」

 ケプシャルの得意魔法に発動効果増幅の詠唱を加え、新月丸の目の前で解き放った———

陽炎天柱ブレイズヘヴン!」

小説家になろう
https://ncode.syosetu.com/n6623ip/43/

カクヨム
https://kakuyomu.jp/works/16818023212598385317/episodes/16818093087942653999

前へ ・ 次へ

-影の境界線 - 異世界干渉編
-,

執筆者:

関連記事

51 -逃げ道の終戦

影の境界線 -異世界干渉編- 51 -逃げ道の終戦  短剣といっても刃渡り30センチほどはある。眉間から脳幹まで刺し貫けば、治療は難しく即死する。損傷部位から考えて、復活魔法も難しいし、場合によっては …

08 -国王と手紙

「なんだなんだ〜?いつもより固い声だったなぁ?」  緊張感なく、いつも通りのんびりした口調で戻ってきたその人は月光国の王。  成人男性としてはとても小柄。  童顔という言葉がとても似合う。  黒い短髪 …

20 -ボロボロの天井

 どれくらい、寝ていたのだろうか。  目覚めると見慣れたボロボロの天井がそこある。  雨漏りが酷いが修理する材料が買えないから水瓶でしのぐ。  その水は飲用水になるから、雨漏りも便利だと笑って話したも …

55 -更なる亡命者

影の境界線 -異世界干渉編- 55 -更なる亡命者  ケケイシの気がかりは、もう1つあった。  出会った頃には極わずかだった血の臭いが、リルフィーの体のどこかから強く漂ってきていることだ。出血の部位は …

29 -***

「ケプシャルを今すぐここへ!」  側近そばちかくに仕える者へ命令する。  程なくしてケプシャルが謁見えっけんの間に姿をあらわした。  ケプシャルは2人居る***の右腕の1人である。  ここまでずっと「 …

自動販売機の水

短編小説「ヨルノコエ投稿作品シリーズ」この物語は「水」から始まった… » 続きを読む

kazari

カテゴリー

kazari


お問い合わせ

お問合せ